今回は、節約をやめたら大事なことに気づいた話です。
節約術とも言えないレベルだけど、自分の中で「ムダ遣い」と思っていたもの。
それって本当にムダ?
私がやめた節約行動5つ
私は以下5つの節約をやめたことでストレスが減って本当に節約すべきポイントに気が付きました。
もしかしたらあなたにとってもやめたほうが良いことがあるかもしれません。
カフェに行かない
私はおうち大好きなのでそもそも頻繁に出かける方ではありませんが、カフェや喫茶店は大好き。昔は週に2~3回行っていました。
目指せ貯金1000万円!的な節約系雑誌で「おうちカフェ」の特集を見て、「そうだよなぁ。カフェに1回行けばコーヒー1杯だけじゃなくて、せっかくだから甘い物でも食べようかなとか思っちゃうしな」とカフェに行くのをやめたんです。節約的に効果があったか?というと、なかったとは言いません。
でも、ある日ふとカフェに入ったんです。そしたらお金を支払えばコーヒーでも食事でも出てきて、BGMがかかってて、ちょうどいい騒がしさがある。それらを提供するシステムの素晴らしさに感動さえ覚えたんですよ。仕事のアイデアや家事の効率化アイデアなんかがどんどん湧いてきて、私にとって節約すべきじゃないものなんだと感じました。もうカフェは我慢せず行くのです。
節約系の雑誌好きだから「カフェはお家カフェで節約♪」とかそのまま受け入れようとしてたんだけど、昨日久々に行ったら色んな人を見て仕事のアイデアが湧くし、飲み物は種類豊富だし、お金払えば自分が作らなくてもご飯出てくるなんて超コスパいいじゃんと思った。
— わたやみき@生活系ライター (@misaki_wn) November 25, 2018
外出・外食の機会を減らす
家族でのレジャー、外食ってお金がかかります。でも家族で生活を送る中で適度な楽しみは必要です。その代わり、「週末だからといってどこかへ行かなきゃいけないわけじゃない」という意識を家族と共有して、遠出の回数を減らしました。
天気の良い日はおにぎり持って公園でピクニックや、家族みんなで買い物へ行って料理を楽しむのも良いですよ。「何月何日には〇〇へ行こう!」と宣言してお出かけを大事にします。計画を練るのも楽しいしね。
外に出て色々と経験することは私にとってすごく大切。
子どものおやつを手作りする
子どもにお菓子を手作りするママって、なんか憧れてたんです。
なので子どもが1歳半くらいまでは結構おやつを作ってました。にんじんケーキとか、おからクッキーとか…ほのぼのしてますよね。でも、子どもが育ってくるにつれて欲しがるのはお菓子本体だけじゃなくて、ギラギラしたキャラクターのパッケージとか、たくさん並んだお菓子の中から好きなものを選ぶ時間も含めてなんだなと感じるようになりました。(うちの場合ね)
手作りおやつだと明らかにテンション下がるし食べない…切ないじゃん、せっかく作ったのにさ。うちは1人っ子なので、1人分を毎日作るのもなぁという理由もあります。あと、意外に材料費や時間がかかって節約になっているか怪しいので、最近はほぼ作ってません。
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本は図書館か中古
本は買わなきゃいいので節約しやすいんですが、必要な本はすぐ買うようにしたら仕事が捗るようになりました。仕事以外でも、本ってすごいんですよ。無料で読めるWEB記事に比べて関わっている人の数が圧倒的に多い。そして携わっている人たちのほとんどがプロ。中には買わなきゃ良かった!と思った本もありますけどね。(WEB記事を再編しただけの本とか)
質の良い情報を短い時間で得るためにお金を払うのはムダじゃない。節約は「ムダをなくす」ことだから、必要なことはカットしてはいかんのです。暇つぶしの雑誌や心を豊かにする小説、最新じゃない本は図書館やブックオフ、メルカリで探してもいいと思います。
家庭菜園
ちょっとだけやってみたんですよ。プランターと土を用意して、「家庭菜園を始める前に育てやすそうな花で練習してみるか」と思ったの。枯れたよね、すぐ。マメな人なら趣味を兼ねて楽しめるんだろうな…しかも節約的な観点から言うと、意外にお金や時間がかかるので微妙です。
家にもともと畑にできるくらいの庭があれば節約に有効なくらい収穫できるけど、そうじゃないならおすすめしません。
じゃあどこで締める?節約すべきポイント
前述した節約行動と私がやめた理由を見て、「やめてもいいかな」って思える節約行動があなたにもありませんか?節約のためにエネルギーを使うくらいならやめちゃったほうがいいかもしれないですよ。
簡単にできて節約効果が高いポイントを押さえれば、「疲れる節約」はやめても大丈夫です。
「固定費」こそ1番節約すべきポイント
家計の中の固定費とは、水道光熱費、インターネット代、携帯代、車の維持費、駐車場代などです。固定費を下げるのは乗り換えの手続きがちょっとめんどくさいけど日々節約をするより効果が高いです。
たとえば携帯代。大手3大キャリアau、Softbank、docomoの携帯を使っているなら、格安スマホに変えれば大幅に節約できます。うちは夫婦2人でSoftbankからUQモバイルに乗り換えたら月々1万円くらい安くなりました。年間で考えれば12万円が浮いていることになります。
家族で使っていれば年間10万円以上安くなるのに格安スマホに乗り換えている人ってまだまだ少ないんですよね。総務省の公表データを見ると格安スマホのシェア率はまだ10%くらい。
移動系通信の契約数における事業者別シェア(グループ別)は、NTTドコモが 38.7%
(前期比▲0.4 ポイント、前年同期比▲1.2 ポイント、MVNOへの提供に係るものを含めると 44.0%)、KDDIグループが 27.6%(前期比+0.4 ポイント、前年同期比+0.9 ポイント、MVNOへの提供に係るものを含めると 30.5%)、ソフトバンクグループが 23.1%(前期比▲0.3 ポイント、前年同期比▲0.8 ポイント、MVNOへの提供に係るものを含めると 25.5%)、MVNOが 10.6%(前期比+0.3 ポイント、前年同期比+1.2 ポイント)となっている。
引用:総務省 電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成29年度第4四半期(3月末))
※MVNO=格安スマホ・格安SIMを提供する事業者のこと
キャリアを変えない理由としては「なんとなく不安」という人が多いみたいですが、使い始めてから1年くらい経っても使用感はまったく問題ありません。家にWi-Fi(無線LAN)環境があって、家にいることが多ければ1000円代のプランにしてもいいんじゃないかな。
携帯代の他にも下げられる固定費はたくさんありますよ。
ストレス発散のための消費をやめる
テレビや雑誌だと極端な例や節約のプロ的な人が注目されますから、そのまま真似すると挫折しやすいです。節約したストレスからムダに買い物をしてしまったりして、「私にはできないんだー!」と諦めてしまうパターンに陥りがちなのです。節約したストレスで散財…なんて虚しいんだ。
節約術や裏技と聞けば片っ端から試した私からすると「ストレスにならない程度のゆるい節約を楽しんでやること」が1番効果的な方法。外食は頻度を減らしてランクアップするとか、子どもの服は修理・リメイクする、流行は小物で取り入れるとかね。これに関しては別記事でまとめます。
時間や心の満足度を削る節約はやめた
節約して貯金するのも良いですけど、大事なのは貯めたお金を何に使うかきちんと考えること。教育資金にするとか、家族旅行へ行くとか、目標を持たないと節約生活は続きません。
また、節約のせいで時間をムダにしたり心を疲れさせたりしたら本末転倒です。
自分にとって大切なことのために「ムダをカット」することこそ節約なのです。
無理な節約なんかやめちゃいましょうよ。ゆるく、楽しく節約して、快適な生活を送っていきましょう。
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